2007年09月18日

天下にもっとも近かった大名 朝倉義景

 越前・朝倉氏最期の当主。
溺愛する息子を失い、国政に対する気力を無くしていき、一方で学問や芸能に深くのめり込んでいった。

都を追われた将軍足利義昭が頼って来た際、上洛を促されるがこの機会を活かさず、義昭に見限られる。このときの家臣に明智光秀がいたが信長に裏切ってしまった。

その義昭を奉じて上洛した尾張・織田氏に攻められるが、盟友北近江・浅井氏の来援に助けられ危機は逃れた。
浅井氏の浅井長政の妻は信長の妹のお市である。

しかし、その後も自ら積極的に出ることはあまりなく、浅井氏の要請に対し家臣に軍を率いらせるのみで、士気は振るわなかった。
その為、織田方との決戦である姉川の合戦においては、数に劣る三河・徳川軍相手に敗走してしまう。
このとき重臣でかつ勇猛だった朝倉宗滴を失う。

最期は一族景鏡、重臣魚住景固らに迫られ、自害して果てた。
人望がなく家臣や親族に見限られた大名だった。

この朝倉家の一条谷の城は山中にありながら城下街は文化的でなかなか賑わったそうです。
文化人だった朝倉義景は戦国に生まれなかったら名領主だったでしょう。
posted by しげる at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 武将のその時 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月16日

家臣統御気配り上手の加藤嘉明

日本三大平山城の伊予松山の城は加藤嘉明によって築城された。
秀吉に仕えて、福島正則らとともに7本槍のひとりである。


征韓の時の功で伊予正木城に入封し、ついで松山城にはいった。

武功だけでなく築城とまたマネジメントでしられた加藤嘉明、部下の心をつかむことに精をだしたそうだ。

あるとき家臣が高価な大明製の10枚皿のうち1枚を割ってしまった。これを見た嘉明は咎めもせずに残りの9枚を投げ割った。この過ちを長く忘れようとしたのである。
また家臣が同輩を誹謗しているのを見つけた嘉明は鴨羽と酒1樽をあたえ日ごろの労をねぎらってから同輩の中傷を戒めた。

嘉明の妻は松山城築城の際にみずから路傍にたって炊き出しなどをしたそうだ。また石垣を旧城の正木からもってくるとき、商人衆にたすけてもらったそうだ。
これは日ごろの嘉明の心使いのたまものであろう

33年間の松山領知のあと会津に転封となる。しかし、明成の時代には除封になる。

加藤嘉明の家臣への気遣いは現代のビジネスマンが勉強するとよいでしょう。



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2007年09月13日

今川家の軍師 太源雪斎

 駿河・今川氏重臣。禅僧で駿河・臨済寺開祖。
海道一の弓取りといわれた今川義元の教育係を務め、その家督相続(花倉の乱)に貢献する。

義元が当主となってからは軍師として諸戦に活躍、1548年小豆坂の戦いでは義元の将として尾張・織田信秀を敗り、捕まっていた松平元康を助けた。松平元康といえば後の徳川家康である。

朝廷からも賜り物をいただくほど僧侶とりても権力をしめしていった。

また、外交面にも力を発揮、武田、北条との甲相駿三国同盟“善徳寺の会盟”を成立させる。

義元の片腕としてその繁栄を支えるが、60歳で没。

もし雪斎が生きていれば桶狭間の敗北はなかったであろうとおもう。なぜなら桶狭間は今川軍の油断がうんだ敗北だからである。
軍略にすぐれた雪斎ならば、このような失態がなく歴史は大きく変わっていたことでしょう。
また後に幕府を開いた徳川家康の恩人であり師でもあります。

歴史の裏で大きく活躍した僧侶であり軍人でもあった雪斎であった。
posted by しげる at 22:24| Comment(0) | TrackBack(1) | 参謀の生き様 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

真田の祖 真田幸隆

信濃の海野氏出身。
海野氏は清和天皇末流が信濃に土着し豪族化したもの。
1541年甲斐・武田、信濃・村上、諏訪氏らの連合軍に敗れ、上野・羽尾幸全の下に逃れ、その後、上野・長野業正を頼った。
長野業正といえば篭城戦のプロである。おそらくここで軍略をまなんだのであろう。

1543年武田氏に仕え、信濃・岩尾城代となった。
このとき山本勘助と出会う。

武田氏の軍師格として、時には謀略を駆使して戦いを援けた。
智謀にすぐれ戦わずして勝つという孫子の兵法ももちいた。

信玄生涯一度の敗戦上田原の戦いにおいても、味方が潰走する中一歩も退かず応戦したという。

信玄死後、後を追うように信濃・砥石城で没。63歳。

孫はあの有名な真田幸村である。
posted by しげる at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 参謀の生き様 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする